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ショウナンパンドラ天皇賞へ、高野師「これぐらい強い馬だとずっと思っていた」/オールカマー

デイリースポーツ
  • 2015年09月28日(月) 12時00分
 同世代のライバル対決を制した。「第61回オールカマー・GII」(芝2200m)は27日、中山11Rに15頭で争われ、3番人気のショウナンパンドラ(栗東・高野)が、97年メジロドーベル以来、18年ぶりの牝馬Vを達成。昨年の秋華賞馬が始動戦をモノにし、秋のGIへ弾みをつけた。5番人気のマイネルミラノ(11着)が引っ張る流れを、道中は中団で末脚を温存。直線に入り池添がパートナーを外へ導くと、最内を突いた昨年のオークス馬で1番人気のヌーヴォレコルト(2着)が抜け出しにかかるところを、大外から一気に強襲。ゴール前で差し切り1馬身半差をつけてフィニッシュ。重賞2勝目を手にするとともに、天皇賞・秋(11月1日・東京、芝2000m)の優先出走権も獲得した。勝ちタイムは2分11秒9。2着から2馬身差の3着には7番人気のミトラが入った。

 最内をすくってヌーヴォレコルトの追撃を封じた秋華賞から11カ月。内外入れ替わっての攻防は、外のショウナンパンドラに軍配が上がった。「強かったと思います。うまく外へ出せて、合図を送ったらすごい脚。切れ味がすごかった」と池添はパートナーをたたえた。

 上がり3F34秒1は次位のヌーヴォレコルトを0秒4もしのぐメンバー最速。中山の急坂を難なくクリアした。宝塚記念3着に続いて牡馬相手に結果を出して夢が大きく膨らんだ。

天皇賞(秋)へ行くつもりでここを使った。オーナーもそれでいいと言ってくれた」と高野師。「これぐらい強い馬だと、ずっと思っていた。虚言でないことを証明できた」と胸を張って大一番へ駒を進める。

「(3着の)宝塚記念も、勝利もという出来だった。頑張ります」とリベンジの秋へ気合を入れ直した高野師。池添も「このままいい状態で行ってほしい」と古馬頂上決戦での健闘を誓った。

提供:デイリースポーツ

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