JRAの騎手免許1次試験が30日、千葉県白井市の競馬学校で行われ、イ
タリアのダリオ・バルジュー騎手(39)が受験した。外国人騎手の受験は、今年3月から
JRA所属となったM・デムーロ(イ
タリア)、C・ルメール(フランス)に続き3人目。03年
朝日杯FSなど重賞4勝、
JRA通算90勝の剛腕は「試験中に混乱したんでもっと勉強しないと駄目だと思ったけど、受けられたのは満足している」と手応えを語った。
日本で活躍する2人の姿を見て刺激を受けた。M・デムーロからは「いっぱい勉強して挑戦することが大事」とアド
バイスを受け、使用していたテキストを授かった。今年4月から個人レッスンで日本語を習い、競馬法規を含め、毎日5〜6時間の猛勉強を積んでこの日に備えた。
02年に
JRAの短期免許で初来日。受験した理由について「日本の文化も競馬も大好き。自分に合っている」とバルジュー。「合格したら
JRAのGIを全部勝ちたい」と目を輝かせた。合格発表は10月15日。突破すれば来年2月1日から行われる2次試験(日本語の口頭試験など)に向かう。
提供:デイリースポーツ