鮮やかに2連勝。「第51回
京王杯2歳S・GII」(芝1400m)は7日、東京11Rに18頭で争われ、2番人気の
ダイワメジャー産駒ボールライトニング(栗東・宮本)が1分22秒6のタイムで重賞初制覇を飾った。7番人気
レッドラウダ(4着)がハナを奪う展開。大外枠からスッと好位に取りついて、直線はいつでも抜け出せる手応え。楽々と1馬身1/4差をつけた。2着争いは鼻差で6番人気の
アドマイヤモラールに軍配。3着は1番人気の
シャドウアプローチだった。
連勝で
ボールライトニングが
エリートコースに乗った。当初、騎乗予定だった福永が10月31日に落馬負傷。“追い切りに乗る”条件で蛯名に出番が回ってきた。「この馬にとっては初の長い直線。早めに先頭には立ちたくなかった。外から来られて自然にハナに立ったが、何とか我慢してくれた」。センスの良さを実感し「2000mくらいまでは大丈夫そう。賞金を加算できたのは大きいね」とうなずいた。
宮本師は「大外枠も関係なかったね。僕の重賞初制覇が(08年)
小倉2歳Sの
デグラーティア。
ボールライトニングの(異父)姉で、あの時も大外枠だった」と不思議な因縁を感じつつ、強さをアピールして満足そうに笑みを浮かべた。次の目標はもちろん、
朝日杯FS(12月20日・阪神、芝1600m)でのGI獲りだ。
提供:デイリースポーツ