今年重賞6勝、GI2勝と絶好調の
ラブリーデイは、栗東坂路で“月曜追い”。シャープな反応で4F55秒9-12秒6を刻んだ。山元助手は「順調です。全身がすごい体で全く無駄がない。体脂肪率2%くらいでは、と思うほど」と胸を張る。
19日の1週前追い切りは川田を背に栗東CWで6F86秒6-12秒3(馬なり)。併走馬に0秒2先着した。気迫のこもった走りで、迫力満点の動き。馬体も充実しており、好調を堅持している。
鳴尾記念から重賞4連勝中だが、競馬に向かうための“ルーティン”ができたことが大きいという。「1週前まではフラットワーク(常歩、速歩、駈歩などの反復練習)をして、角馬場で乗ってから坂路かコース。当週はフラットワークから坂路かコース、と調整が確立できました」と説明。史上2位タイの
JRA重賞年間V7へ、死角はなさそうだ。
2勝馬でも侮れない。
サウンズオブアースの秋初戦は
京都大賞典で2着。昨年の
菊花賞を含めてこれで重賞では4回目の銀メダルとなったが、勝ち馬が絶好調の
ラブリーデイで、5月の
天皇賞・春(9着)以来の実戦だっただけに「内容自体は悪くなかった」と藤岡師も評価する。1週前追い切りは栗東CWで6F84秒0-12秒4(馬なり)。併せ馬で追走先着を決めた。「(1週前は)ラストはもう少しじっくりと行ってほしかったが、動きとしては十分」。直線も持ったままで早々と抜け出したように、気力が充実している。
有馬記念(12月27日・中山、芝2500m)も見据える4歳馬。まずはここで存在感を示す構えだ。
提供:デイリースポーツ