猛追をしのぎ切った。「第60回
京阪杯・GIII」(芝1200m)は29日、京都12Rに15頭で争われ、4番人気の
サトノルパン(栗東・村山)が1分7秒4のタイムで初のタイトルを獲得。異父兄
リディル(11年
スワンSなど重賞2勝)、
クラレント(11年
デイリー杯2歳Sなど同6勝)、
レッドアリオン(15年
マイラーズCなど同2勝)に続き、4兄弟による重賞制覇という偉業を達成した。2番人気の
ベルカント(4着)がハナを主張するなか、好位のインを追走。直線に向いて早めに先頭に立つと、圧倒的な1番人気の
ビッグアーサーが猛追。最後は首の上げ下げとなったが、頭差で先着を果たした。
ビッグアーサーは内で動きづらいポジション。直線では馬群をさばいてよく差を詰めたが、2度目の黒星を喫した。2着から3馬身半差の3着には5番人気の
アースソニックが入った。
「少し早いかなと思ったが、(結果的に)アドバンテージを生かせた。重賞を勝てる馬だと思っていた」と和田はうなずいた。今後は
シルクロードS(1月31日・京都、芝1200m)から
高松宮記念(3月27日・中京、芝1200m)を狙うプランも。1200mでは2戦2勝とした
ディープインパクト産駒が、さらなる高みを目指す。
提供:デイリースポーツ