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ショウナンパンドラがV、鞍上池添は「一生懸命に追った」/ジャパンC

デイリースポーツ
  • 2015年11月30日(月) 12時00分
 史上7頭目の牝馬戴冠!「第35回ジャパンC・GI」(芝2400m)は29日、東京11Rに18頭で争われ、4番人気のショウナンパンドラ(栗東・高野)が2分24秒7のタイムでGI2勝目を挙げた。道中は中団を追走。直線では馬場の真ん中から脚を伸ばし、1番人気のラブリーデイ、7番人気のラストインパクトをゴール前で差し切った。首差の2着は内を突いて伸びたラストインパクトラブリーデイはいったん先頭に立ったものの、さらに首差の3着だった。なお、GI7勝目を狙った2番人気のゴールドシップは10着に敗れた。

 秋盾では不利な外枠を克服することができず4着。悔しい思いをした。そして今回も前走と同じ7枠(15)番。「競馬の神様に“うまく乗れるのか?”と試されている気がした。同じミスはできないと思った」と池添。馬群が密集した直線はぶつけられる場面も。「“届け!”“何とかかわしてくれ!”と一生懸命に追った」。根性娘はひるまず、国内最高賞金を誇るビッグレースを制した。

 今後はジャパンCを制した名牝たちと同様に海外遠征も期待される。高野師は「選択肢のひとつではある」と明言は避けたが、ディープインパクト産駒の4歳牝馬に託された夢は広がるばかりだ。まず次のターゲットは、国本オーナーが参戦に前向きな有馬記念(12月27日・中山、芝2500m)。年度代表馬の座も視野に入れた新女王が、暮れの大一番へ向けて勢いをさらに加速させていく。

提供:デイリースポーツ

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