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ジャパンC一夜明け、ショウナンパンドラ陣営「大きな勲章ですね」

  • 2015年11月30日(月) 17時59分
 ジャパンカップを制したショウナンパンドラは30日午前2時半ごろ、栗東トレセンに帰厩した。事故渋滞のため、通常より1時間半ほど時間はかかったが、担当の吉田助手によれば「特に問題はなかった」そうだ。今朝も大きなダメージはなく元気そうな様子だった。

 この秋緒戦のオールカマーの段階でもかなり好感触を得ており「あれくらい走れるかな、とは思っていた」。続く、天皇賞(秋)もかなりの自信を持って臨んだ。しかし、スローペースに泣かされての4着だった。「結果がすべて。結果が出ないことには何もいえません。枠順も不利でしたが、それも挽回できるのでは? と思うほどいい状態でしたが…、勝てませんでした」

 続く、ジャパンカップ。「秋華賞ジャパンカップも休み明けから3戦目の競馬での勝利でした。叩いて徐々によくなっていくタイプ」なので自信はあったそうだ。当日の状態については「最高でした」と吉田助手は目を細める。体重はプラス4キロだったが、これについては「筋肉が増えた分、体重も増えた」としていた。レース前に撮影された立ち姿に「結構よかった。一段とよくなったな、と思いました」と相当手ごたえがあったことを強調した。
「僕はゲートについていったので、発走直後に外ラチへ移動してウイナーズサークルで見ていました。ジョッキーがガッツポーズをしていたので『勝ったやろう』とは思いましたが、念のためにゴール前をスロー再生で確認するまで確信は持てませんでした」

 この勝利で秋華賞に続いて2つめのGI制覇となった。
「牡馬と一緒のGIを勝つというのは、またひとつ味わい深いものがありました。大きな勲章ですね」
レースでは「東京競馬場のお客さんの雰囲気に圧倒された」という吉田助手。表彰式でラグビーの五郎丸選手からは握手で祝福された。
「五郎丸さん、ゴツイのにシュッとしてて素敵でした。背番号は15。ユニフォームは赤白(注・ショウナンパンドラのオーナーである国本哲秀氏の勝負服は赤、白一本輪、白袖)。不思議なご縁ですね」

 そして「オーナーがめっちゃ喜んでくれていて本当に良かったです」としみじみと語った。

 次走は未定だが、有馬記念が有力視されている。

(取材・文:花岡貴子)

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