未勝利-
サフラン賞と連勝している
クードラパンの1週前追い切りは、美浦Wで田辺を背に4F52秒8-12秒8(直一杯)。動きが鋭く、前走以上を思わせる気配に、久保田師も「精神的な落ち着きが出てきた。デビュー前の危うさは解消しつつある」と目を細める。これまで異なる競馬場のマイル戦で(3)(1)(1)着。異父兄が
グランシルクの
ダイワメジャー産駒で、距離適性はメンバー屈指と言っていいだろう。厩舎は
エリザベス女王杯(
マリアライト)でGI初制覇を飾って勢いに乗っている。「ワンパンチ足りないところはあるけど、競馬の上手なタイプだからね」と立ち回りのうまさを生かした好走に期待していた。
好メンバーの
白菊賞を制して中1週で挑む
アドマイヤリード。間隔が詰まっているため、中間は追い切りを行ってないが「体のない馬だし、もうそんなに速い追い切りは必要がないと思っているよ」と松田博師。出来はキープしているとみて良さそうだ。08年
ブエナビスタ、10年
レーヴディソール、11年
ジョワドヴィーヴルと阪神JF3勝を誇る名伯楽も来年の2月末で定年を迎える。勝てば、84年以降では3人目となる
JRA・GI20勝がかかる一戦に「内回りから外回りに変わるのも条件的に悪くはないだろう」と期待を寄せていた。
提供:デイリースポーツ