主戦も納得の動きだった。
ブランボヌールの最終追い切りは栗東坂路を単走。開門から40分ほど経過し馬場の荒れた時間帯ながら、ラスト重点に自らハミを取って鋭い伸びを披露した。力強い脚さばきで4F54秒2-38秒6-12秒3をマーク。「先週(栗東坂路で4F53秒3-13秒0と)ビシッとやっているし、上がり(の感触)だけ確かめる感じ。馬場状態が悪いなか、頑張って走っていた」と岩田は力強くうなずく。
新馬-
函館2歳Sを連勝したが、前走の
ファンタジーSは休養明けの影響もあり1番人気で3着に敗退。「自信はあった。ただ、久々だったし、狭いところに入ったので。騎乗ミスもあったと思う。それでも抜け出してくれると思ったが、エンジンがなかなかかからなかった」と悔しがる。マイル戦には「1F延びようが、関係ない。素直なのが一番いいし、瞬発力がある。どこからでも競馬ができて自在性がある」と父譲りの切れ味を信頼する。
「今年は(
JRA・GI制覇が
レッツゴードンキの)
桜花賞だけで、ほかの成績が思わしくない。騎乗技術を向上させて勝てるジョッキーでいたい。馬は成長しているから、僕も成長しないと」。熱い思いを乗せて、信頼するパートナーを2歳女王の座へとエスコートする。
提供:デイリースポーツ