ショウナンバッハが今回は攻め抜いた。
ジャパンC(12着)の直前は軽めの調整だったが、この日は美浦Wで直線強めに追われ、4F51秒9-37秒7-12秒5。ブレのないフォームで駆け抜けた。
上原師は「しまい重点で気合をつけさせた。予定通り。リフレッシュを図り、攻め馬を強化したのはいい方に出ると思う」と思惑通りの内容だと言う。追われても耳を絞らなかったのは、余裕がある証拠だ。
前走が初の重賞挑戦だった。おまけに万全とはいえない状態で、最速の上がりをマークして差を詰めた。パンとすれば、という予感は膨らむ。指揮官は「コース適性は問題ないと思う。今の馬場は追い込みが利くしね。中山なりの乗り方をしてくれれば」と自信を深めた様子だ。
14年
安田記念3着以来の実戦となる
ショウナンマイティは、栗東坂路を単走で4F54秒3-38秒4。上がり重点だったとはいえ、前日の雪が残る馬場をものともせず、ラスト1F12秒2と力強いラップを刻んだ。梅田師は「動きはまずまず。攻め馬ではこれ以上のことはできないし、あとは実戦に行ってどうか。休み明け初戦だし、まずは無事にやね」と慎重な姿勢を貫いた。
提供:デイリースポーツ