汚名返上の一戦だ。昨年末の
香港マイルで7着に敗れた
ダノンプラチナが巻き返しを狙う。国枝師は「帰国後ここまで順調にきている。なにも心配な点はない」と、厩舎の看板馬の復活に大きな期待をかけている。
14年の
朝日杯FSを勝って2歳チャンピオンに。15年は
スプリングS3着、
皐月賞11着に敗れたが、秋からはマイル路線に的を絞った。古馬初対戦となった
富士Sを快勝。勢いに乗って香港に乗り込んだが、見せ場もつくれず無念の7着に終わった。「前走はスムーズな競馬ができなかった。もう少しやれたと思うが、これが競馬だから仕方がないよ」と国枝師。帰国初戦となるこの一戦に闘志を燃やすのも当然だ。
1週前追い切りは先月27日の美浦W。単走、馬なりで5F67秒4-39秒2-13秒0をマークした。多少馬体に余裕は残っているものの、全身を大きく使ったバネの利いた走りは健在だ。「帰国後はこのレースを目標に仕上げてきた。1週前の動きはまずまず。最後の1本でちょうどいい状態に仕上がりそうだ」とトレーナーは力を込める。
この一戦の結果次第では
チャンピオンズマイル・香港GI(5月1日・シャティン、芝1600m)へ向かうプランも浮上する。もう一度香港へ。まずは16年初戦で結果を出す。
提供:デイリースポーツ