無傷の3連勝で、いざクラシックへ。「第56回
きさらぎ賞・GIII」(芝1800m)は7日、京都11Rに9頭で争われ、
サトノダイヤモンド(栗東・池江)が単勝1.2倍の圧倒的1番人気に応えて快勝。6番手追走から徐々にポジションを押し上げ、持ったままで直線へ。後ろから2番人気
ロイカバードが迫ってくると、エンジン性能の違いを見せつけるかのようにグンとひと伸び。あっという間に後続を突き放すと最後は3馬身半差をつけてフィニッシュした。勝ちタイムはレースレコードの1分46秒9。接戦の2着争いは、粘る
ロイカバードを4番人気
レプランシュがゴール前で頭差とらえて先着した。
ルメールは「超うれしい!きょうは1回だけ(ステッキを)使いました。でもいらなかった。最後のスピードがすごい」と大興奮。「ラ
イバルはいなかった。だから(まだ)フルパワーじゃない。GIレベルだと思う。距離も問題ない。すごくいい馬」と満面の笑みを浮かべた。池江師も「コーナー2つに距離短縮、懸念材料を全てクリアできた。使って良かった」と表情は明るい。
今後は滋賀県のノーザンファームしがらきへ短期放牧へ。陣営は
皐月賞(4月17日・中山、芝2000m)直行を示唆した。既に視線は海外にも向いており、輝きは増すばかりだ。
提供:デイリースポーツ