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1989年の年度代表馬イナリワンが老衰で死亡 32歳

  • 2016年02月08日(月) 12時02分
 1989年の天皇賞・春宝塚記念有馬記念を制したイナリワンが7日、繋養先のあるぷすペンション(北海道占冠村)で老衰のため死亡したことがわかった。32歳だった。

 同馬は1986年に大井競馬でデビューし、88年の東京大賞典など14戦9勝の成績を挙げた。89年にJRAに移籍し、武豊騎手とのコンビで天皇賞・春宝塚記念とGIを連勝。その後も毎日王冠オグリキャップと激しく競り合い2着、有馬記念スーパークリークをハナ差下して優勝など名勝負を繰り広げ、同年の年度代表馬に輝いた。

 現役引退後は種牡馬入りしたが、中央競馬での重賞勝ち馬は出せず、2004年に引退。2014年12月から現在の繋養先で余生を過ごしていた。ライバルオグリキャップスーパークリークは2010年に死亡しており、これで「平成3強」は全てこの世を去ることとなった。

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