東スポ杯2歳Sを極上の末脚を駆使して快勝してから約2か月半。厩舎にとどまって鍛錬を重ねてきた
スマートオーディンが栗東坂路を真っすぐに駆け上がった。
ステイチューン(3歳500万下)を前に見ながらスムーズに加速し、2馬身先着を決めた。4F54秒6-38秒7-12秒2。ぶれのないフォームで進化を伝えた。
「馬装する前の馬体を見て、いい感じに仕上がっている。遅い時間帯でしたが、手前をしっかりと変えて、最後まで真っすぐきれいに伸びていましたからね」。中間はプール調教などに加え、さまざまな角度から
バージョンアップを図ってきた、と指揮官は話す。
「追い切りまでは
トライして、競馬でもう一つ上のステージに行ければ」と期待感を抱く。父は厩舎の先輩で10年
NHKマイルCを制した
ダノンシャンティ。並ではない瞬発力はまさに父譲り。東京の長い直線が、この馬には似合う。
提供:デイリースポーツ