競輪
メジャーエンブレムなど、クイーンC厩舎情報/美浦トレセンニュース
- 2016年02月11日(木) 18時45分
今週土曜日に東京競馬場で行われるクイーンC(GIII・芝1600m)に出走する各馬について、陣営のコメント。
■メジャーエンブレム(牝3・美浦・田村康仁)について、田村調教師。
「先週よりも良い動きで、走りにも力みがありませんでした。先週は馬場入りの時も行きたがるそぶりを見せていて、乗り手がなだめながら走らせていましたが、今週は前にいる2頭についていって、乗り手の指示でキャンターに入ることができました。普通牝馬はレースを何回か使うと、精神的にキリキリするところがありますが、この馬は自分をコントロールできますし、頭が良いです。
現在体は500キロを超えています。まだ若いので意識的に大きくしないようにはしていますが、前走時の体重に無理に合わせようとは思っていません。ただ筋肉量が豊富で逞しくなっているので、この成長を止めなくてもいいと思っています。レースに出走してノーザンファーム天栄に放牧に出してガス抜きして、また帰厩するというパターンでやってきましたので、この後はここを使って桜花賞に直行する予定です。
この馬の兄も気性の激しいところがありますし、この馬もレース間隔を詰めて使って精神的に追い込みたくないと思っていました。それを考えると理想的なローテーションで来ています。センスが良いので前の方でレースをする形になると思いますが、これから大レースで人気になってマークされるでしょうから、ジョッキーがどんな競馬でもできるよう、乗りやすいようにしておきたいですね」
■ビービーバーレル(牝3・美浦・中舘英二)について、中舘調教師。
「目標にしている桜花賞から逆算して、ここを使うことにしました。ここまで問題なく順調ですね。調教では特に苦労はしませんし、飼い葉をしっかり食べてくれるので、こちらが考えた通りのメニューもこなしてくれます。前走含めてこれまでのレースでは、ジョッキーには指示は出していません。前走は逃げても良いですかとジョッキーに言われていましたし、逃げる馬もいなかったのでハナに立ちましたが、後ろを突き放す強い内容でした。一戦ごとに肉体的にも強くなりましたし、レースが良い経験になっています。渋太さを生かせるレースをしたいですね」
■ペルソナリテ(牝3・美浦・相沢郁)について相沢調教師。
「放牧先でも乗り込んできていて、帰厩後も順調にきています。今週の稽古の動きも良かったですね。若干ピリピリしたところはありますが、そういう気性の馬ですし、のんびりしているよりは良いと思います。前走(阪神JF・GI・6着)も終いでは伸びてきていますし、東京コースで改めて期待したいです」
■エクラミレネール(牝3・美浦・高橋裕)について、高橋調教師。
「飼い葉をしっかり食べていて、体調は良いです。少し体は増えるかもしれないですが、まだ成長はしても良いでしょう。前走(菜の花賞・500万下・1着)のように好位で折り合える競馬ができればと思います。同じマイルでも東京と中山は違いますが、ずっと乗っているジョッキーなので、どう乗るかは任せるつもりです」
■ダイワドレッサー(牝3・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「前走(フェアリーS・GIII・2着)後は在厩で調整をしていて、順調です。中間の調教も十分やっているので、今週は坂路でサラッとやりました。動きも良く、乗り手の感触も良かったです。体つきには幼さもありますが、競馬が上手で一戦ごとに力をつけています。今回はメンバーが更に強くなりますので、ここでどのような競馬ができるかでしょうね」
■ソロフライト(牝3・美浦・竹内正洋)について、竹内調教師。
「馬体も減っていないですし、前走(クロッカスS・OP・7着)のダメージはないので、問題ない状態で出られると思います。前走は追走に戸惑っていましたので、今回の距離の方が良いですね。1頭強い馬がいますが、他は牝馬同士ですし、そんなに差はないと思います」
■ルフォール(牝3・美浦・堀宣行)について、橋本調教助手。
「順調に本数を重ねて、まずまずの仕上がりです。今週火曜日の馬体重が466キロでした。前走(新馬・1着)よりも10キロほど体は減るかもしれませんが、それでもまだ体つきには余裕がありますし、今回は飼い葉をしっかり食べて攻め馬もしっかりやれていますので、体重の増減は気にしなくて良いでしょう。相手はグッと強くなりますが順調にきていますので、力を出してどれだけやれるか楽しみです」
■フロンテアクイーン(牝3・美浦・国枝栄)について、国枝調教師。
「追い切りも順調にこなしましたし、中間の雰囲気も良いですね。中山で勝っていますが、東京の方が良いので終いを生かす競馬ができればと思います。ゲートに関しては出ようが出まいが自分の競馬ができれば良いので、気にしていません」
■コパノマリーン(牝3・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
「前走のフェアリーS(5着)は、直線で外に寄れて他馬に迷惑をかけてしまったが、この馬自身もあれがなければ際どかったと思います。寄れるような面があったり、稽古でも周りの馬を気にするところがありますので、広い東京なら伸び伸び走れるのではないでしょうか。体つきも良く、ここでも能力的にはヒケは取らないと思います」
■ラブリーアモン(牝3・美浦・谷原義明)について、谷原調教師。
「一戦一戦使いながら馬はしっかりしてきていますし、前走と比べて状態も良いです。前走(フェアリーS・6着)は外に振られる不利がありましたが、終いは良い脚を使ってくれました。そういう意味でも東京コースに替わるのは良いと思います」
■ナックビーナス(牝3・美浦・杉浦宏昭)について、永井厩務員。
「順調に来ています。前走(未勝利)はダートで勝っていて今回は芝になりますが、新馬(3着)や2戦目の未勝利(2着)の時も、東京の1600mでしたからね。これまでは前で競馬をしていますが、今後のためにも少しためる競馬ができればと思っています」
(取材・写真：佐々木祥恵)
■メジャーエンブレム(牝3・美浦・田村康仁)について、田村調教師。
「先週よりも良い動きで、走りにも力みがありませんでした。先週は馬場入りの時も行きたがるそぶりを見せていて、乗り手がなだめながら走らせていましたが、今週は前にいる2頭についていって、乗り手の指示でキャンターに入ることができました。普通牝馬はレースを何回か使うと、精神的にキリキリするところがありますが、この馬は自分をコントロールできますし、頭が良いです。
現在体は500キロを超えています。まだ若いので意識的に大きくしないようにはしていますが、前走時の体重に無理に合わせようとは思っていません。ただ筋肉量が豊富で逞しくなっているので、この成長を止めなくてもいいと思っています。レースに出走してノーザンファーム天栄に放牧に出してガス抜きして、また帰厩するというパターンでやってきましたので、この後はここを使って桜花賞に直行する予定です。
この馬の兄も気性の激しいところがありますし、この馬もレース間隔を詰めて使って精神的に追い込みたくないと思っていました。それを考えると理想的なローテーションで来ています。センスが良いので前の方でレースをする形になると思いますが、これから大レースで人気になってマークされるでしょうから、ジョッキーがどんな競馬でもできるよう、乗りやすいようにしておきたいですね」
■ビービーバーレル(牝3・美浦・中舘英二)について、中舘調教師。
「目標にしている桜花賞から逆算して、ここを使うことにしました。ここまで問題なく順調ですね。調教では特に苦労はしませんし、飼い葉をしっかり食べてくれるので、こちらが考えた通りのメニューもこなしてくれます。前走含めてこれまでのレースでは、ジョッキーには指示は出していません。前走は逃げても良いですかとジョッキーに言われていましたし、逃げる馬もいなかったのでハナに立ちましたが、後ろを突き放す強い内容でした。一戦ごとに肉体的にも強くなりましたし、レースが良い経験になっています。渋太さを生かせるレースをしたいですね」
■ペルソナリテ(牝3・美浦・相沢郁)について相沢調教師。
「放牧先でも乗り込んできていて、帰厩後も順調にきています。今週の稽古の動きも良かったですね。若干ピリピリしたところはありますが、そういう気性の馬ですし、のんびりしているよりは良いと思います。前走(阪神JF・GI・6着)も終いでは伸びてきていますし、東京コースで改めて期待したいです」
■エクラミレネール(牝3・美浦・高橋裕)について、高橋調教師。
「飼い葉をしっかり食べていて、体調は良いです。少し体は増えるかもしれないですが、まだ成長はしても良いでしょう。前走(菜の花賞・500万下・1着)のように好位で折り合える競馬ができればと思います。同じマイルでも東京と中山は違いますが、ずっと乗っているジョッキーなので、どう乗るかは任せるつもりです」
■ダイワドレッサー(牝3・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「前走(フェアリーS・GIII・2着)後は在厩で調整をしていて、順調です。中間の調教も十分やっているので、今週は坂路でサラッとやりました。動きも良く、乗り手の感触も良かったです。体つきには幼さもありますが、競馬が上手で一戦ごとに力をつけています。今回はメンバーが更に強くなりますので、ここでどのような競馬ができるかでしょうね」
■ソロフライト(牝3・美浦・竹内正洋)について、竹内調教師。
「馬体も減っていないですし、前走(クロッカスS・OP・7着)のダメージはないので、問題ない状態で出られると思います。前走は追走に戸惑っていましたので、今回の距離の方が良いですね。1頭強い馬がいますが、他は牝馬同士ですし、そんなに差はないと思います」
■ルフォール(牝3・美浦・堀宣行)について、橋本調教助手。
「順調に本数を重ねて、まずまずの仕上がりです。今週火曜日の馬体重が466キロでした。前走(新馬・1着)よりも10キロほど体は減るかもしれませんが、それでもまだ体つきには余裕がありますし、今回は飼い葉をしっかり食べて攻め馬もしっかりやれていますので、体重の増減は気にしなくて良いでしょう。相手はグッと強くなりますが順調にきていますので、力を出してどれだけやれるか楽しみです」
■フロンテアクイーン(牝3・美浦・国枝栄)について、国枝調教師。
「追い切りも順調にこなしましたし、中間の雰囲気も良いですね。中山で勝っていますが、東京の方が良いので終いを生かす競馬ができればと思います。ゲートに関しては出ようが出まいが自分の競馬ができれば良いので、気にしていません」
■コパノマリーン(牝3・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
「前走のフェアリーS(5着)は、直線で外に寄れて他馬に迷惑をかけてしまったが、この馬自身もあれがなければ際どかったと思います。寄れるような面があったり、稽古でも周りの馬を気にするところがありますので、広い東京なら伸び伸び走れるのではないでしょうか。体つきも良く、ここでも能力的にはヒケは取らないと思います」
■ラブリーアモン(牝3・美浦・谷原義明)について、谷原調教師。
「一戦一戦使いながら馬はしっかりしてきていますし、前走と比べて状態も良いです。前走(フェアリーS・6着)は外に振られる不利がありましたが、終いは良い脚を使ってくれました。そういう意味でも東京コースに替わるのは良いと思います」
■ナックビーナス(牝3・美浦・杉浦宏昭)について、永井厩務員。
「順調に来ています。前走(未勝利)はダートで勝っていて今回は芝になりますが、新馬(3着)や2戦目の未勝利(2着)の時も、東京の1600mでしたからね。これまでは前で競馬をしていますが、今後のためにも少しためる競馬ができればと思っています」
(取材・写真：佐々木祥恵)
