3日、中山競馬場で行われた5R・2歳新馬(芝1200m)は、
五十嵐冬樹騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)
キンシャサノキセキ(牡2、美浦・
堀宣行厩舎)が道中は中団追走から、直線であっさり抜け出し、先に抜け出しを図った2番人気
ヤクモキャットに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分11秒7(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には5番人気
コスモストライプが入った。
勝った
キンシャサノキセキは、父Fuji Kiseki、
母ケルトシャーン Keltshaan(
その父Pleasant Colony)という血統の豪国産馬。伯父にリュパン賞(仏G1)など仏重賞5勝を挙げた種牡馬
グルームダンサーがいる。同馬は
フジキセキが南半球にシャトル種牡馬として供用されていた際の産駒(遅生まれの03/09/24生)のため、外国産の扱いとなる。今回のレースも、南半球産馬の負担重量(3kg減)で臨んでいた。
なお、馬名「
キンシャサノキセキ」は、74年にザイールの首都キンシャサにて、アメリカのプロボクサー、モハメド・アリが新王者ジョージ・フォアマンから奇跡的な勝利で王座を奪還し、『キンシャサの奇跡』として語り継がれるボクシングの試合に由来する。