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アスカノロマン川村師「理想の競馬をしてくれる」/フェブラリーS共同会見

  • 2016年02月17日(水) 18時30分
アスカノロマンを管理する川村禎彦調教師

――前哨戦の東海S、強かったですね。
川村 やっとこの馬本来の力が発揮できたかな、と思っております。残り100くらいのところでは安心して見ていられました。

――左回りの中京コースでの勝利でした。
川村 左回りということで東京とは同じなんですけども、距離が少し短くなります。初めての距離なんでその辺が一番の試金石だと思っています。

――5歳を迎えて開花した印象です。
川村 もともと大きな馬で、いま現在も543キロくらいあるんです。それぐらいの器がある馬なので、それを一杯にするにはやはりこれまでの時間を要した、ということです。

――6勝していますが、ほとんど2番手からの差しという競馬ですね。
川村 大変競馬が上手というか、素直というか。いいポジションを取って終いをスッと来るという理想の競馬をしてくれます。競馬は上手いです。

――今回もその作戦でしょうか?
川村 だとは思うんですけど、そのことについては乗り役の裁量になるのではないでしょうか。

――昨年は重賞ではあと一歩という競馬が続きました。
川村 そこが“器”の話なんですけども。昨年、上り調子のところで腰と背に疲労を感じたんです。それが筋肉だけであればすぐに戻ったんですが、関節炎まで来ましたんで長期ですかね、5ヵ月半休むことになりました。

――その辺りがしっかりして、今があるんですね。
川村 そうですね。まだ、馬が若いです。これからの馬だと思っております。

――今朝の追い切りはいかがでしたか?
川村 全てのことは予定どおり動いております。ただ、先ほど乗り役が「ちょっと立派過ぎるかな」という話をしておりましたが。でも、いま現在、ロマンの持っている最高のパフォーマンスをお見せできると思っています。

――立派過ぎるというのは馬体が増えているということでしょうか?
川村 前走、追い切った後532キロだったんです。いま、534、2キロぐらいなんですが、乗り役がそう話しております。

――いま、レースに向けて思うことは?
川村 冒頭で申し上げたとおり、距離に対する不安とか、後は天気ですよね。良馬場でやらせて欲しいです。

――東京コースについてはいかがでしょう?
川村 東京コースについては不満はございません。最初は芝なので、ちょっと気持ちは悪いですけども。

――最後に抱負をお願いします。
川村 やっとここまで来れましたもので。どうか、このまま無事に走って欲しいと思っております。多分、最高のパフォーマンスを見せてくれるのではないでしょうか。応援よろしくお願いします。

アスカノロマンに騎乗予定の太宰啓介騎手

――前哨戦の東海S、強かったですね。
太宰 そうですね、はい。強かったです。少しずつなんですが、力をつけています。それが勝利につながったと思います。

――ゴール前、安心して見ていられるイメージがあります。
太宰 ペースもゆっくりだったので余裕がありました。

――ここまで6勝、全てに騎乗されています。
太宰 一つ一つやってきたことが重賞勝利につながりました。いい気持ちでGIを迎えるのがいいですね。

――昨年は重賞競走ではあと一息足りないレースが続きました。
太宰 その時はまだ具合も本調子ではありませんでした。今回は休み明けから順調に来ていますし、力も出せている感じです。

――今朝の追い切りの手応えは?
太宰 あまりびっしりやりすぎると良くない馬なので、ちょうどいい追い切りができたと思います。前走後も変わりなく順調にきています。それが一番いいことだと思います。

――東京のマイルは初めてですね?
太宰 距離に関しては器用なので対応できると思います。位置取りも特にこだわる馬ではないので対応できると思います。

――このコースはスタート地点が芝のマイルですが、その辺りは?
太宰 全然問題ないと思います。

――レースそのものの組み立てはいかがでしょう?
太宰 今回、行く馬は多そうですし、後ろにも強い馬もいますから、それを見ながらいいポジションが取れたらと思います。

――この馬にとって初めてのGI挑戦ですね。
太宰 はい。

――太宰さんにとってのGIとは?
太宰 小さい頃からGIを勝ちたくてジョッキーになりました。ずっとコンビを組んできている馬で挑めるのも楽しみです。

――最後に一言お願いします。
太宰 徐々に力をつけてきている馬なので、前走重賞を勝ったことで馬も人間も自信が出てきました。いい形で挑めるのが楽しみですね。

(取材・写真:花岡貴子)

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