昨年は4戦して未勝利に終わった一昨年の
皐月賞馬
イスラボニータが、反撃に燃えている。1月中旬からしっかりと乗り込み、1週前追い切りは、蛯名を背に美浦Wで6F81秒8-12秒4(仕掛け)。ひと追いごとに確実に上向いており、この馬本来の伸びのあるフットワーク。久々としては満点に近い。「久しぶりという感じはあるけど、同じ休み明けでも昨秋の
毎日王冠(3着)よりもいい。まずまずじゃないかな」と鞍上の感触は悪くない。前走の
マイルCSは発馬で出遅れて3着。「中間はゲート練習もしている。今度は迷惑を掛けないようにしたいね」と好発進を約束した。
GI2勝(12年
朝日杯FS、13年
皐月賞)を挙げる得意の中山で復権を狙う
ロゴタイプ。1週前追い切りは、美浦Wで5F67秒8-13秒1(直強め)。加速がついてからのフォームは迫力十分。状態面には太鼓判を押せる。
田中剛師は「体が締まっていて、充実している感じ。出来はいいですね。追い切りでも体をしっかりと使えている」と3カ月ぶりでも仕上がりの良さを強調する。「ベストはコーナーが4つの中距離戦。実績もありますからね。ここもいい競馬を期待したい」。一昨年は3着、昨年も2着と好走。相性のいい舞台で、今年も上位争いを演じてみせる。