桜花賞を制した思い出の仁川で反撃。
レッツゴードンキがソフト調整ながらも栗東坂路で4F51秒2-37秒3-12秒4の好タイムを叩き出した。
まずはEコースに姿を見せたドンキはゆったりと1周。そこから坂路へ向かった。燃えやすい気性をセーブしつつ、ウッドチップの感触を確かめるように登坂した。力むことなく、コントロールはできていた。ゴール前でわずかに仕掛けた程度。それでも有り余るスピードで好時計へとつなげた。
「予定通りの追い切りができました。精神状態は変わっていませんが、休ませて肉体面がパワフルになった」と梅田師はうなずく。
昨年は
桜花賞を勝ったことで守備範囲を超える距離での戦いを選択せざるを得なかった。軌道修正したのは3歳牝馬3冠が終わったあと。距離を短縮した
マイルCS(6着)では古馬の一線級を相手に0秒5差に踏ん張った。
「ようやくこの路線に使うことができます。ここまでの調整に問題はありません。目標は先でも恥ずかしくない仕上がりです」と指揮官は胸を張る。再進撃の準備は整った。
提供:デイリースポーツ