9か月の休養明けとなる
ドゥラメンテは美浦Wで
ゴールデンバローズ(4歳オープン)と併せ馬。僚馬を大きく追走し、5F68秒2-39秒1-12秒2を記録して2馬身先着。直線で仕掛けると上々の反応を示し、併走パートナーをあっさりと抜き去った。
手綱を取ったM・デムーロは「動きは良かったし、その後の息の入りもいい」と感触を伝える。昨年のダービー制覇以来の再会。「思ったよりは落ち着いている」と2冠馬の成長を肌で感じていた。
今回は骨折明けで難しい調整を強いられた。「2週前では調整が遅れている感じだった」と橋本助手は振り返る。1週前に負荷をかけ、急ピッチに仕上げた。「取りあえず1週前に思い切ってやってみたが、心配した反動は見られずに軌道修正はできた。きょうもしまいはハミを取って、しっかりと反応してくれた」と胸をなで下ろす。追い切り日を普段の木曜から水曜に変えた理由についても「追ってからレースまでの間隔をあけてケアをしたかったので」と説明した。
「
皐月賞、ダービー時のように、完璧とは言えないが、久々としては仕上がっており、力は出せると思う」と同助手は前を向く。
皐月賞では直線で異次元の末脚を発揮。続くダービーでは正攻法の競馬でラ
イバルをねじ伏せた。現役最強とも称される2冠馬が、休み明けのハンデを乗り越えてVをつかみにいく。
提供:デイリースポーツ