持ち前のスピードを生かす絶好機が訪れた。初のス
プリント戦に臨む
アルビアーノは美浦Wで最終リハ。リズム良く4角を回り、3頭併せの真ん中へ。馬なりのまま軽快にピッチを伸ばし、5F69秒3-38秒5-12秒5で馬体を並べてゴールした。「きょうは馬の間に入れての折り合いとフットワークを見たい」と話していた木村師は、動きを見届けて「目的は達成できました」と納得の表情だ。
初参戦となる6F戦に、指揮官は「この馬のリズムで走れれば、1200mでも脚を使ってくれる」とうなずく。混戦模様が続くス
プリント界の主役に名乗りを上げる構えだ。
ネロは栗東坂路で4F51秒5-37秒6-12秒4をマーク。普通なら速い数字だが、50秒を切るのは当たり前の馬。順調に使われていることもあり、抑え気味の時計となった。「この馬にとっては軽めだけど、放牧で疲れを取って具合は変わらない」と日高助手。前走の
シルクロードSは9着に敗れたが「外枠だったし疲れもあったのかな。中山は結果を残している」と〈2・2・0・1〉の好相性舞台で反撃を期待した。
提供:デイリースポーツ