昨年の覇者エアロヴェロシティの回避(21日に疝痛を発症したため)は残念だが、国内の主要メンバーはほぼ揃ったと言っていい
高松宮記念。春の電撃戦を制するのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■3/27(日)
高松宮記念(4歳上・GI・中京芝1200m)
ミッキーアイル(牡5、栗東・
音無秀孝厩舎)は前走の
阪急杯を優勝。主戦の
浜中俊騎手が負傷のため、
松山弘平騎手と新コンビを組んだが、本来の逃げる形で快速ぶりを見せつけた。エアロヴェロシティに雪辱できなくなったのは残念だが、ここは2つ目のGIタイトル奪取が期待される。
スノードラゴン(牡8、美浦・
高木登厩舎)はここで唯一のス
プリントGI勝ち馬。約1年3か月ぶりのレースとなった前走の
オーシャンSで3着に入り、健在ぶりをアピールした。この一叩きで良くなるのは間違いなく、ス
プリントGI両制覇の期待が高まる。
アルビアーノ(牝4、美浦・
木村哲也厩舎)は初のス
プリント戦となった
オーシャンSで5着に終わったが、これはスタートで遅れ、直線でも詰まったせい。適性自体は問題なさそうで、スムーズにやれれば巻き返せるはず。
ダンスディレクター(牡6、栗東・
笹田和秀厩舎)は前走の
シルクロードSで重賞初制覇。追い込んで2着という競馬が続いていただけに、前目につけて完勝できたのは大きな収穫だろう。ここも好走が期待できそうだ。
その他、昨年の2着馬
ハクサンムーン(牡7、栗東・
西園正都厩舎)、ポテンシャルでは引けを取らない
ビッグアーサー(牡5、栗東・
藤岡健一厩舎)、前走からの斤量減と距離短縮が大きい
ウリウリ(牝6、栗東・
藤原英昭厩舎)、
オーシャンSを勝った
エイシンブルズアイ(牡5、栗東・
野中賢二厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。