混戦ムードの短距離GIでベテランが存在感を示す。春の桶狭間決戦に参戦すること今回で5年連続。
サクラゴスペルが8歳にして悲願の
ビッグタイトルを目指す。
初参戦は12年、2連勝して臨んだが、中団のまま流れ込み9着。翌年は3連勝して参戦。当時の絶対王者
ロードカナロアにはかなわず4着に敗れた。以降2年も春先に始動して2戦目で
高松宮記念というローテを組んだが、12、8着と結果が出なかった。
そこで今回は香港遠征からの帰国初戦として臨む。「もともと鉄砲実績がある。去年の
スプリンターズSではそれで結果も出た(2着)からね」。尾関師が練ったタイトルへの策なのだという。
22日は美浦Aでキャンター1周。その後、坂路を4F62秒0-14秒4で駆け上がった。「我の強いところがあって、以前は馬場に入らなくなったりしたけれど、今は精神的にも落ち着いた。香港でも(一緒に遠征した)
ダノンプラチナを誘導してあげたりすることもあったくらい。思った通りに調整できています」。調整がしやすくなった今は、トレーナーの算段通りの仕上げが可能になっている。悲願のGI制覇へ着々と態勢を整えている。
提供:デイリースポーツ