昨年夏に1200m戦で2連勝した後に
スプリンターズS(GI)でも3着となり、距離短縮で見事に復活を遂げた
ウキヨノカゼ(牝6・美浦・
菊沢隆徳)。今年初戦の
京都牝馬S(GIII)では15着と大敗したが、中間の気配からも休み明けを1度使われた上積みは十分感じられる。最終追い切り後に、菊沢調教師に話を聞いた。
「今日は北馬場で十分に体をほぐした後に、坂路に移動して単走で追い切りました。終い重点で、フットワークにはメリハリをつけるように調教をしました。前走は輸送で体が減るのかなと思いましたけど、全く減りませんでしたね。
スプリンターズSの時は、逆に細くなっていましたし、増える分には一向に構いません。
前走は馬場が悪くて、スタートしてから加速をする時にノメっていました。洋芝の北海道でも走っていますので、時計のかかる良馬場が良いですね。1度使って上積みはありますし、流れが速くなって差しが生きる競馬になってほしいです。今のところ輸送は前日土曜日の予定です」
(取材・写真:佐々木祥恵)