27日、中京競馬場で行われた
高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)は、前3頭から離れた4番手でレースを進めた
福永祐一騎手騎乗の1番人気
ビッグアーサー(牡5、栗東・
藤岡健一厩舎)が、直線で脚を伸ばして、3番手追走から一旦は抜け出した2番人気
ミッキーアイル(牡5、栗東・
音無秀孝厩舎)を捕らえ、これに3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分6秒7(良・コースレコード)。
さらに1.3/4馬身差の3着に3番人気
アルビアーノ(牝4、美浦・
木村哲也厩舎)が入った。
勝った
ビッグアーサーは、
父サクラバクシンオー、
母シヤボナ、
その父Kingmamboという血統。重賞ではなかなか勝ち星を掴めなかったが、この大舞台でその鬱憤を晴らし、重賞初勝利にしてGI初制覇を果たした。また、本馬を管理する
藤岡健一調教師にとっても、これが初めてのGI制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ビッグアーサー(牡5)
騎手:
福永祐一厩舎:栗東・
藤岡健一父:サクラバクシンオー母:シヤボナ母父:Kingmambo馬主:中辻明
生産者:バンブー牧場
通算成績:11戦7勝(重賞1勝)
【
福永祐一騎手のコメント】
一番いいポジションを取れましたし、イメージしていた以上にいい流れになったと思います。今日は3頭が飛ばすのはわかっていましたし、でも前が止まらない馬場でしたから、スタートでは絶対に遅れないように細心の注意を払って騎乗しました。
僕は乗っていませんでしたが、条件戦を勝っている時からこの馬は短距離界で主役を張っていく馬になれるんじゃないかなという目で見ていて、今日乗せてもらって改めてそうだと実感しました。