きっちりと上昇曲線を描いている。
チューリップ賞2着の
ジュエラーは金曜朝、栗東の角馬場で体をほぐして坂路へ。力強い踏み込みでためが利いた走りを披露し、4F66秒2-49秒7-16秒7を刻んだ。藤岡師は「いいですね。落ち着きもあるし、やってきたことが実になっている。思った通りの仕上げでここまできた」と満足感をにじませる。
前走時は498キロで、木曜に発表された馬体重は500キロ。師は「よくここまでキープできている」と目を細める。中間は“GI仕様”で攻めの仕上げを施したが、音を上げずに調教メニューを消化。「さらに良くなっていると思う」と上積み十分だ。
2歳女王
メジャーエンブレムとの初対戦を前にしても「強いとは思うけど、やってみないと分からない」と戦前から白旗を挙げるつもりはない。「ほかにも速い馬がいるし、展開も良くなりそうな雰囲気」と、持ち味の末脚で真っ向勝負を挑むつもりだ。
7枠(13)番からの発進にも「内は嫌だったし、いいところ」と歓迎する。「当日は天気になりそうなのが何より。レースの流れはジョッキーに任せるしかないから」と
M.デムーロの手腕に期待を込めた。
高松宮記念を
ビッグアーサーで勝つなど、厩舎も波に乗っている。連続GI制覇に向け、ムードは最高潮だ。
提供:デイリースポーツ