エアスピネルが栗東坂路で快走した。前半の2Fはややセーブ。ラスト1Fでは鋭い伸びを披露し、4F53秒9-39秒3-12秒0をマークした。
弥生賞3着から1か月半のスパン。この中間、厩舎サイドでは策を講じている。笹田師は「1週前にコースに入れたり、乗り込み量を増やしました。ハミもリングバミに替え、レースでも採用します。効果? あると信じています」と力強く訴えた。師と公私ともに親密な
武豊には当然、しっかりと伝わっている。
「上位のレベルは高いです。でも、同じメンバーで同じ距離とコースでやっても着順が変わるのが競馬ですからね」と名手は不敵に笑った。「修正できるところは修正して乗りたい。雨はむしろ歓迎ですよ」と締めた。
皐月賞3勝の第一人者は秘策を練り、秘術を駆使して逆転打を狙う。
提供:デイリースポーツ