13年当歳セレクトセールで税込み2億4150万円。磨きに磨かれた原石は、さらに輝きを増した。
サトノダイヤモンドは、栗東CWでの併せ馬。パートナーの古馬準オープン馬
エアカミュゼを子ども扱いにしてみせた。1秒追走する形でスタート。直線で先に手が動いた相手をインからアッサリかわす。前傾姿勢を保ったまま、6F82秒9-39秒9-11秒7。ラスト1Fは馬なりのままフィニッシュした。
ルメールは「今朝はとても反応が良かった。今までで一番いい。デビュー戦からポテンシャルの高さを感じていた。競馬が上手ですぐに理解し、簡単に3連勝したからね」と、状態と能力については自信を持って臨む。
きさらぎ賞から直行。同じ
ステップで
皐月賞を勝った馬は1990年の
ハクタイセイだけで、中69日でのVとなれば史上最長となる。
日本ダービーに
ピークを持って行くのが最優先、というスタンスなのは言うまでもない。それで勝つようなら、
父ディープインパクトに続く3冠制覇の夢が現実味を帯びてくるだろう。
池江師は「一戦ごとに課題をクリア。前走は真っすぐに走ってくれた。調教のしがいがある。大目標は次でも力を出せるようキッチリつくった」と不安なしを強調し、胸を張る。「2頭とも(
マカヒキ、
リオンディーズ)強いが、あわよくばと思っている」。言葉こそ控えめだが、内に秘める闘志をチラリのぞかせた。
提供:デイリースポーツ