新馬-
若駒S-
弥生賞と無傷3連勝。
マカヒキは同じ勝負服の鞍上を背に、
父ディープインパクトと全く同じ軌跡を歩んできた。まずは3歳牡馬クラシック第1弾。偉大なる父が得た“三冠馬”の称号を得るために、落とせない一戦へ挑む。
最終追い切りは栗東坂路。スタート地点からスピード感あふれるフットワークで、グングンと加速していく。鞍上のアクションは特にないまま、単走、馬なりで4F52秒7-38秒6-13秒0を軽々とマーク。中山競馬場までの長距離輸送を考えれば、これ以上は望めないほどの絶好の動きを披露した。前2戦で手綱を取ったルメールは、同じ無傷3連勝の
サトノダイヤモンドを選択。重責を任された初コンビの川田は「これまでのレースは見ています。騎乗依頼があった時は、正直言ってうれしかった」と笑顔で話す。
勝てば05年の
父ディープインパクト以来、11年ぶりとなる無敗の
皐月賞馬誕生となる。「相手関係を考えると、今年は世代的なレベルの高さを感じます。“3強対決”と言われますが、イメージ的には3頭では一番後ろからの競馬になりそう。もちろん枠が出てからの話になりますが」とニヤリ。既に川田には、ゴール前差し切る、Vのイメージが出来上がっているようだ。
提供:デイリースポーツ