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【兵庫チャンピオンシップ】(園田)〜ケイティブレイブが逃げ切って重賞初制覇

ラジオNIKKEI
  • 2016年05月04日(水) 17時50分
4日(祝・水)、園田競馬場(天候・晴、馬場状態・良)で行われた3歳馬によるダートグレード競走・第17回兵庫チャンピオンシップ(JpnII・1870m・3歳オープン・1着賞金2800万円)は、地元・兵庫から4頭、JRAから5頭、他地区3頭の合わせて12頭が出走した。

好スタートを切ったのはJRAケイティブレイブだった。対照的に1番人気・JRAゴールドドリームは若干後手を踏んだが、行き脚がついてすぐに盛り返す。最初の3コーナーでは、ケイティブレイブが先頭。2番手に兵庫のエイシンニシパ。3番手にいたJRAレガーロゴールドドリームが並びかける。その後ろにイーストオブザサングランセブルスJRA勢が続いた。

その後はほとんど順位が変わらず正面スタンド前、そして向正面へと差し掛かる。2周目の3コーナー手前でゴールドドリームが動き出し、ケイティブレイブの1馬身背後に迫った。しかし、ゴールドドリームの川田騎手が懸命に手綱を動かしているのに対し、ケイティブレイブの川原騎手はまだ手応えに余裕があった。前2頭の動きを見てレガーログランセブルスも追っているが、さらに4〜5馬身後方だった。

最後の直線では、ケイティブレイブにムチが入るとさらに伸び、ゴールドドリーム以下を突きはなす。結局、7馬身の差をつけケイティブレイブが逃げ切り勝ちをおさめた。勝ちタイムは2分00秒2。2番人気だった。鞍上は兵庫の川原正一騎手。2着にゴールドドリーム。さらに3馬身半離れた3着には5番人気のグランセブルスが入った。以下、レガーロイーストオブザザンと続き、上位はJRA勢が占めた。

勝ったケイティブレイブ父アドマイヤマックス母ケイティローレル(その父サクラローレル)という血統の牡3歳・栗毛馬。JRA栗東・目野哲也調教師の管理馬。通算成績は10戦3勝(うち地方1戦1勝)。デビュー戦は芝だったが、2戦目以降はダートを使っている。今回が重賞初挑戦だったが、見事に制覇を成し遂げた。川原正一騎手のこのレースの勝利は、2000年にミツアキサイレンスで第1回を制して以来となった。

レース後の関係者のコメント
1着ケイティブレイブ(川原正一騎手)
「馬はフワフワとしていて、まだ幼いところがあります。道中は物見をするくらい余裕があって、遊びながら走っていました。調教師からはヨーイドンの競馬だと差されるので自分から動いてほしいと言われていましたし、ロングスパートでその通りの競馬ができました。調教師とはこれまでも交流レースなどでお世話になっていたので、恩返しができて良かったです」

2着ゴールドドリーム(川田将雅騎手)
「ゲートの出は予想通り速くありませんでした。しかし、最初の3コーナーまでには3番手につけられました。その後はスムーズで、2周目の3コーナーでは先頭と1馬身の差になりました。それでも最後はちぎられました。初めての小回りだったので、そういうところが出たのかもしれません。あらためて次に期待したいです」

3着グランセブルス(松若風馬騎手)
「少し窮屈になって、追い出しを待たされてしまいました。早めに外に出せていれば良かったです。それでも今日はレースの流れに乗ってくれました。次も楽しみです」

4着レガーロ(M・デムーロ騎手)
「良いスタートでした。しかし、ペースがとても遅く、馬場も重かったので、コーナーを回るのに苦労しました。向正面ではズブいところを見せていました。最後の直線では伸びてくれましたが、もたれていました。最後は力尽きてしまいました」

(取材:米田元気)

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