5日、船橋競馬場で行われた第28回かしわ記念(GI・4歳上・ダ1600m・1着賞金6000万円)は、2番手でレースを進めた武豊騎手騎乗の3番人気コパノリッキー(牡6、栗東・村山明厩舎)が、直線に入って抜け出し、逃げ粘った6番人気ソルテ(牡6、大井・寺田新太厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分39秒2(稍重)。

　さらに1.1/2馬身差の3着に5番人気ベストウォーリア(牡6、栗東・石坂正厩舎)が入った。なお、2番人気ノンコノユメ(牡4、美浦・加藤征弘厩舎)はベストウォーリアとクビ差の4着、1番人気モーニン(牡4、栗東・石坂正厩舎)は8着に終わった。

　勝ったコパノリッキーは、父ゴールドアリュール、母コパノニキータ、その父ティンバーカントリーという血統。昨年11月のJBCクラシックを勝って以降成績を落としていたが、ここで見事復活を果たした。かしわ記念は2014年以来2度目の勝利、GIはこれで6勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆コパノリッキー(牡6)
騎手：武豊
厩舎：栗東・村山明
父：ゴールドアリュール
母：コパノニキータ
母父：ティンバーカントリー
馬主：小林祥晃
生産者：ヤナガワ牧場
通算成績：22戦11勝(重賞8勝)
主な勝ち鞍：2015年フェブラリーS(GI)

【武豊騎手のコメント】
　ちょっとスタートは遅かったのですが、上手く2番手を取れたので、あとは馬が落ち着いて走ってくれました。最終コーナーを回る時にいい手応えがあったので、押し切れるかなと思いました。ここ3走は彼らしい走りができず、今回こそはと思っていましたので本当に良かったです。明後日(日本時間では8日朝)のケンタッキーダービーも頑張ります。