「NHKマイルC・G1」(8日、東京)
ブレイブスマッシュは5日、美浦Wで横山典を背に単走で追われた。道中の意思の疎通は申し分ない。手応え十分にコーナーを回り、軽快なフットワークを繰り出す。直線は気持ち良さそうに末脚を伸ばして、6F81秒7-38秒4-12秒6をマーク。「見ての通りの動き。順調です」。引き揚げてきた主戦は納得の表情を浮かべた。
不良馬場の
ファルコンSは馬群をうまくさばいて2着。小笠師は「前走の反動は大きかったが、厩舎でじっくり疲れを取ってここまで来ました」と満足そうにうなずく。東京のマイルでは昨秋のサウジアラビアRCで重賞初制覇を飾った。「最高の舞台ですね。今回は強い馬がいるので、あとは鞍上に任せます」と名手に託す構えだ。
「もともとマイル向きの体形だと思っていた。(2000メートルで)負けたことに関しては悲観することはない。前走も悪条件の馬場でよく頑張っていたよ」と横山典の評価は高い。自身、NHKマイルCは99年の
シンボリインディ、昨年の
クラリティスカイと2勝をマーク。複勝率は実に52.9%と
ハイアベレージを誇る。今年は完全に手の内に入れている相棒とのコンビで連覇に挑む。
提供:デイリースポーツ