「
NHKマイルC・G1」(8日、東京)
抜群の安定感を誇る。
ダンツプリウスの近4走は3、1、2、1着。前走のニュージーランドTは着差以上の強さ。重賞勝ちの勢いそのままにG1タイトルを狙う。
10戦中5戦に騎乗する丸山は〈2210〉と着外なしの好相性だ。「続けて乗せてもらうのも難しい時代。こういう馬でG1に出られるのはうれしい。チャンスだと思う」。デビュー8年目を迎える主戦は悲願のG1初勝利に力を込めた。
山内師は02年
宝塚記念(
ダンツフレーム)以来14年ぶりの
JRA・G1制覇を狙う。「操縦しやすい馬。これまでとは違う馬も出てくる。
桜花賞の4着馬(
メジャーエンブレム)とか…。牡馬と牝馬の違いもあるし、展開ひとつじゃないかな」。トレーナーは愛馬の器用さと、牡馬ゆえの底力に期待した。
6日に引き当てた枠は5枠10番。内過ぎず、外過ぎずの好枠に、上籠助手も「真ん中で理想的。いい位置が取れる」と喜ぶ。6日の朝は栗東坂路で4F72秒6-18秒4を計時。その背の感触に「気合がすごく入っている。前回と同様にいい感じですよ。G1まで来たからね。頑張ってほしい」と厩舎にとって久々となるG1勝ちを思い描いた。11戦目で挑む大舞台。豊富なキャリアを武器に戴冠を狙う。
提供:デイリースポーツ