「
ヴィクトリアマイル・G1」(15日、東京)
重賞連勝中の勢いそのままに、
スマートレイアーが11日、雨で重くぬかるんだ栗東坂路を力強く駆け上がった。4F52秒5、ラスト1F12秒6の好タイムを馬なりのままマークした。
動きを見届けた大久保師は「やればもっと出るが、これ以上やる必要はない。いい調教ができたよ」と思わず頬を緩めた。今回は昨年10着以来となる
武豊とコンビ復活。「当時とは馬がガラリと変わっている」と指揮官が胸を張れば、追い切りをテレビモニターで確認した優勝請負人も「相変わらずいい動きですね」と好感触だ。
重賞2連勝はともに鮮やかな逃走劇。指揮官は「それまでは追い込んで届かないレースが多かったが、気性的に落ち着いてきたこともあって先行させた」と脚質転換の成功を喜ぶ。勢いに乗ってのG1挑戦に、「東京コースは
東京新聞杯を含めて2勝を挙げている。展開が向けば」と力を込めれば、
武豊も「G1ホースになる最大のチャンスだと思っている」と意欲を見せた。
提供:デイリースポーツ