南関東競馬に関わる者にとって、次開催に実施される6月8日(水)の
東京ダービーは3歳最高の栄誉。
今開催の16日(月)第11レースに組まれている
東京ダービートライアル(大井・2000m)は、
東京ダービーと同じ条件で行われる(
出馬表)。1着馬には優先出走権が与えられるラストチャンスになるので、熱戦が展開されることは必至だ。
南関東のリーディング厩舎・浦和の
小久保智厩舎が送り出す
ライゾマティクスが大きな注目を集める。
前走は骨折休養明けながらも危なげない走りで圧勝し、「底の見えない馬」とコンビを組む
左海誠二騎手も絶賛。
本番の
東京ダービーに出走してきても非常に怖い存在が、この1発勝負で権利をつかめるか!?
17日(火)第11レースのゆりかもめオープン(大井・1200m)は、スピード自慢たちが勢ぞろい(
出馬表)。大井生え抜き期待の星
ルックスザットキルが、前走の
東京スプリントで中央馬を相手にしながらも5着に入って、厩舎サイドは大きな手応えをつかんだ様子。
また、中央卒業生の名前がズラリと並ぶ。
美浦の池上昌弘厩舎に所属し、今では南関東最年長12歳となった
コアレスピューマも満を持して登場。5年連続の出走で、優勝実績もある相性のいいレースだ。「変わらずに元気いっぱい」という厩舎サイド。
ここを5着までに入れば、来年13歳になっても南関東所属のまま走る権利が得られるだけに、ベテランの力走にも期待したい。(文:高橋華代子)