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オークス・G1」(22日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、牝馬クラシック2冠目の出走予定馬をA〜D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【
ロッテンマイヤー=評価A】
首差しが長く、胴もゆったりめの
シルエット。長めの立ちつなぎが生み出すダイナ
ミックな走りは、芝のマイル〜2400メートルに適性のある走る
クロフネ産駒の特徴かもしれない。母の父の
アグネスタキオンも産駒の能力にばらつきが多いが、走る馬は柔らかさのあるタイプで、この馬はそれを継承。同世代でしのぎを削った
クロフネと
アグネスタキオンのいいとこどりの結晶といっても過言ではない。
筋肉隆々の馬体ながらうっすらとあばらが見え、トモの張りも良好。1週前追い切りで見せた力みは少し心配だが、現時点の仕上がりとしては文句ないだろう。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前診断〉T・
ベリーを背に、栗東CWで5F71秒0-11秒6(馬なり)。3頭併せの真ん中から楽々と抜け出して、僚馬に0秒9、1秒先着。序盤をゆったり入ったとはいえ、ラストの伸びは圧巻だった。前向きさと集中力も増しており、上積み十分。
提供:デイリースポーツ