土曜の東京競馬場の芝コースは朝から良馬場。芝は5レースが行われ、勝ち馬の最終コーナーの位置取りは13・7・1・6・7番手だった。Bコースは2週目になるが、イン有利というわけではなく、外差しも決まっていた。メインのメイS(オープン、芝1800メートル)は1分45秒8と水準級の決着。V時計は例年通り、2分25秒台になりそうだ。
注目点は5レース中3頭の勝ち馬が最速上がりを記録したこと。先週は土日11レースで4頭だったから、より切れ味が生きる馬場にシフトしている印象だ。これは先週が月曜日に芝刈りを実施したのに対し、今週は水曜日だったことが影響しているのではないか。
この観点からデビュー以来4戦連続で最速上がりを記録している
チェッキーノをピックアップする。前走のフ
ローラSは不利と言われる東京芝2000メートルを克服しただけではなく、余力を残してのゴールだった。上がりタイムはまだまだ詰められる。
1番人気の
シンハライトは3戦連続で上がり33秒台の末脚を繰り出しているが、最速上がりはのちの
桜花賞馬
ジュエラーを差し切った
チューリップ賞の1戦のみ。それだけで十分と言えば十分なのだが、内枠でマークもきつくなりそうなので、取りこぼしもありそうだ。
ヒモでおもしろいのが、フ
ローラSで
チェッキーノと同じ上がりタイムだった
ビッシュ。
桜花賞で最速上がりの
アドマイヤリードも怖い一頭だ。(デイリースポーツ馬場解析班)
提供:デイリースポーツ