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2013年生まれのサラブレッドの頂点に立つのは/日本ダービーの見どころ

  • 2016年05月23日(月) 12時01分
 皐月賞ディーマジェスティ、同馬に敗れはしたもののキッチリと2〜4位入線(降着あり)は果たした「3強」、さらにスマートオーディンヴァンキッシュランといった強力な別路線組など、競馬の祭典にふさわしい豪華メンバーが揃った。2013年生まれのサラブレッド6913頭の頂点に立つのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■5/29(日) 日本ダービー(3歳・牡牝・GI・東京芝2400m)

 ディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)は皐月賞で「3強」と呼ばれていたマカヒキサトノダイヤモンドリオンディーズを撃破。展開が向いたのは確かだが、大外枠から突き抜けてレースレコードで完勝という競馬は確かな能力がなければ到底できない。左回り・距離延長も不安はなく、堂々の主役として2冠制覇に挑む。

 マカヒキ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は皐月賞で後方待機から抜群の伸びを見せたものの、ディーマジェスティにその上を行かれてしまった(2着)。皐月賞を含めたキャリア4戦全てで上がり最速をマークしており、直線が長い東京コースに替わるのは間違いなくプラス。逆転のチャンスは十分だろう。

 サトノダイヤモンド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は1番人気に推された皐月賞で3着。直線で不利を受けたとはいえ、ディーマジェスティマカヒキには差をつけられてしまったが、ダービーを目標に置いて皐月賞トライアルは使わなかっただけに、上昇の期待度は非常に大きい。サトノ軍団悲願のGI制覇なるか。

 リオンディーズ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)は皐月賞で2番手につけていったものの、速い流れが祟って直線で苦しくなり、さらに斜行による走行妨害で5着に降着(4位入線)してしまった。結局皐月賞でも掛かっていただけに距離延長への懸念はあるが、ここは母シーザリオオークスで、兄エピファネイアジャパンCで栄光を掴んだ舞台。巻き返しを期待したい。

 その他、皐月賞4着のエアスピネル(牡3、栗東・笹田和秀厩舎)、毎日杯京都新聞杯と連勝しているスマートオーディン(牡3、栗東・松田国英厩舎)、青葉賞を快勝したヴァンキッシュラン(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)、出てくれば決め手上位のロードクエスト(牡3、美浦・小島茂之厩舎)などもダービー制覇を目指す。発走は15時40分。

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