東京11Rの
安田記念(3歳以上GI・芝1600m)は8番人気
ロゴタイプ(
田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒0(良)。1馬身1/4差の2着に1番人気
モーリス、さらにハナ差の3着に6番人気
フィエロが入った。
ロゴタイプは美浦・
田中剛厩舎の6歳牡馬で、
父ローエングリン、
母ステレオタイプ(母の
父サンデーサイレンス)。通算成績は25戦6勝。
〜レース後のコメント〜
1着
ロゴタイプ(
田辺裕信騎手)
「素直で乗りやすい馬なので、こちらのためしたい指示に忠実に反応してくれます。ですから今日の作戦にも対応してくれました。相手がいるので逃げられないかもしれませんでしたが、ハナを主張しようと思っていましたし、中途半端は良くないと、思い切って、ただ一頭、最短距離を通ることにしました。そして、最後までしっかりと脚を使いきってくれました」
(
田中剛調教師)
「ここまで、
ロゴタイプも、私たちもがんばっていたのですが、結果が出ず、色々言われたりもしましたが、今日勝てて本当に良かったです。前走時も、状態は本当に良くなり、斤量差などで負けはしてしまいましたが、
ロゴタイプらしい走りをしてくれました。その後はここを目標に、牧場もしっかり調整してくださり、厩舎に戻ってからも順調にやってこられました。戦前、田辺騎手から、逃げることも考えていると言われ、とにかく思い切った競馬をして欲しいと思っていましたから、思惑が一致しました。レースも、この馬の良さを出す騎乗をしてくれましたし、直線は、力が入りました。今の
ロゴタイプは東京なら1600m、中山なら2000mまで適性があると思います。この後のことはこれから考えます」
2着
モーリス(T・
ベリー騎手)
「全体のペースが遅く、前に馬を置けなかったため引っ掛かってしまいました。それでも2着に良く頑張ってくれました」
3着
フィエロ(
内田博幸騎手)
「追い出しを我慢して我慢していましたが、他馬があんなにどんどん外に出してくるとは思いませんでした。最後の最後に外に出せて、いい脚を使っているのですが」
4着
サトノアラジン(
川田将雅騎手)
「ペースが遅く、これだけ遅くなると他の馬もみんな伸びていて、前が開きませんでした。もう少し流れて欲しかったです」
5着
イスラボニータ(
蛯名正義騎手)
「有力2頭を見ながら進めましたが、その2頭が外へ開いて離れて行くので、そうなると馬の闘争心がわいてきません。あそこから内へも切り替えれませんから。内枠だったら違っていたと思います。止まってはいないのですが、伸び切れませんでした」
6着
ディサイファ(
武豊騎手)
「いい位置でレースが出来ました。マイルの距離も問題ありませんでしたしいいレースができたと思います」
8着
クラレント(
小牧太騎手)
「行くつもりでしたが、二の脚がつかず、他の馬に行かれてしまいました」
11着
リアルスティール(
福永祐一騎手)
「思っていた以上のスローペースで、前半、自分のリズムを取りきれませんでしたが、3コーナーからは力が抜けてリズム良く進めました。直線では
モーリスを見ながら併せて行こうとしましたが、失速してしまいました。前半のロスが応えたようです」
ラジオNIKKEI