「
マーメイドS・G3」(12日、京都)
前走からの変わり身を狙う
ハピネスダンサーが8日、栗東坂路で躍動した。1本目を軽めに駆け上がり、体をしっかりとほぐしての2本目。自身の良化度をアピールするかのように加速し、4F53秒0-38秒2-12秒4を馬なりではじき出した。
「先週の段階でしっかりと負荷をかけてあるので、そんなに追わなくて良かった。でも、推進力は十分に感じられたし、動きは良かったです」と高野師は納得の表情を見せる。前走の福島牝馬Sはスムーズにレースを運びながらも、直線で伸びを欠き6着。「長距離輸送が連続した影響かも。でも、今回は休ませて
リセットできましたから」と師は強気の姿勢を崩さない。
「あとは、いかに自分のリズムで競馬ができるか。このハンデ(53キロ)ですし、これまでの成績的にもいい勝負になるはず」。過去4勝をマークしたベスト距離を前にして、指揮官は自らに聞かせるように力を込めた。
提供:デイリースポーツ