スマートフォン版へ

【帝王賞】(大井)〜コパノリッキーが快勝、GI(JpnI)7勝目

ラジオNIKKEI
  • 2016年06月29日(水) 21時10分
 大井競馬場(天候:曇 馬場:不良)で行われたダートグレード競走の第39回帝王賞(第11競走・JpnI・4歳以上オープン・ダート2000m・1着賞金6000万円)は12頭が出走した。
 スタートして単勝3番人気のJRAアスカノロマンが先手を取りに出て、5番人気のJRAコパノリッキーはすぐに控えた。しかし、スタンド前で大外枠から6番人気のJRAクリソライトが押して出て行ってハナを切り、アスカノロマンが2番手となり、3番手にコパノリッキー、4番手に4番人気のJRAホッコータルマエ、その後にJRAアムールブリエが続き、その後ろに1番人気となったJRAノンコノユメがつけた。
 向正面ではほぼ馬順は変わらず、2番人気となったJRAサウンドトゥルーも中団につけた。そして3コーナー過ぎでコパノリッキーが動いて前の2頭を交わして先頭に立つと後続も追い上げてホッコータルマエが2番手となり、ノンコノユメなども追い上げて4コーナーを迎えた。
 最後の直線に入ってもコパノリッキーの脚色は衰えず、追い込んできたノンコノユメ以下を突き放して優勝した。勝ちタイムは2分3秒5。勝利騎手はJRA武豊。2着は3馬身半の差でノンコノユメ。外から追い込んだサウンドトゥルーホッコータルマエを交わして5馬身差の3着となった。5着は大井のユーロビートで、アスカノロマンは6着。逃げたクリソライトは8着に終わった。
 コパノリッキーは、父ゴールドアリュール母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー)という血統の牡6歳栗毛馬。JRA栗東・村山明厩舎の管理馬。通算成績は23戦12勝(中央では13戦6勝)。帝王賞は初制覇で、GI(JpnI)は前走のかしわ記念に続いて7勝目。武豊騎手帝王賞制覇は一昨年のワンダーアキュート以来で通算5回目となった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 コパノリッキー
武豊騎手
「強かったですね。今日は無理に先手を取らず、相手の出方を伺いながらと考えていました。道中行きたがる所はありましたが、うまく我慢させて早めにスパートしました。4コーナーを回るときも良い脚で、いい時のコパノリッキーの感じでした。無事なら秋はアメリカへ、というプランもありますし、いい競馬が出来ました。」
村山調教師
「抜け出してからは後ろから来ないでくれ、と思いながら見ていました。このあとは馬の状態を見て、秋にはブリーダーズカップマイルかクラシックへ向かいたいと考えています。こんな強い馬を管理することができて、本当に幸せです。」

2着 ノンコノユメ C.ルメール騎手
「今日は前にいた馬にアドバンテージがありましたね。でも、よく頑張ってくれました。」

3着 サウンドトゥルー 大野拓弥騎手
「4コーナーで勝ち馬が動いた時に離されてしまいました。でも、良い競馬が出来たと思います。今日は相手が強かったです。」

5着 ユーロビート 吉原寛人騎手
「道中リズムよく走れて、直線も馬場が軽そうな外を走った分もあってしっかり伸びてくれました。このメンバー相手で掲示板ですから、自信になりました。」

(取材:大関隼)

ラジオNIKKEI

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す