「
中京記念・G3」(24日、中京)
勢いが止まらない。開幕週の
CBC賞を
レッドファルクスでゲットすると、続くプロキオンSも
ノボバカラで射止めてみせたM・デムーロ。
タガノエスプレッソとのコンビで挑む最終週の
中京記念でレース連覇(昨年は
スマートオリオンでV)に成功すると、中京夏開催の重賞完全制覇を達成することになる。
「前走は逃げる形にはなりましたが、
スタイルにはこだわらなくていいと思います」。上がり3Fを33秒6でまとめての逃げ切りをこう振り返った名手は「メンバー、それに馬場状態も違ってくると思いますが、頑張ります」と自らを鼓舞した。今回と同じ舞台で結果を出せたことは大きい。約4カ月半ぶりの実戦をひと叩きして、状態も上がってきた。
21日の朝の最終追い切りは、栗東坂路で単走。外ラチ沿いを真っすぐに駆け上がり、臨戦態勢を整えた。あえて余裕を持たせた内容での4F52秒6-12秒8。「良かったと思います。精神的に成長して、折り合いがつくようになってきたので、気分良く走らせることができれば」。見届けた五十嵐師は、内面の充実ぶりを強調。14年
デイリー杯2歳S以来となるタイトル奪取に意欲を示した。
提供:デイリースポーツ