現在19勝。今年デビュー組のトップを走る
木幡巧也騎手が、
アイビスサマーダッシュ(GIII・芝1000m)で初めて重賞に騎乗する。コンビを組むのは、8歳のベテラン、
フレイムヘイロー(セン・美浦・
蛯名利弘)だ。
「最後は脚を余してしまいました」と、7着に終わった前走(パラダイスS・OP)を反省気味に振り返った。しかし前回に引き続き、重賞の今回も鞍上を任された。「驚きました。先生や馬主さんに感謝して乗ろうと、騎乗することが決まった時に思いました」と、謙虚に話す。
相棒となる
フレイムヘイローについては「とても乗りやすい馬です。千直を勝った経験もありますし、教えてもらうというつもりで乗りたいです」と、信頼を寄せた。「僕自身、千直では1度勝っていますけど、あの時は馬の能力で勝たせてもらったようなものです。千直はどこでためれば良いか、どこで反応させれば良いかなどが難しいですね。前走は前が詰まっておさえる場面がありましたから、今回はスムーズな競馬をしたいです」と、力強く締めくくった。ルーキーと8歳馬のコンビの一発に期待したい。
(取材・写真:佐々木祥恵)