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【アイビスSD】ベルカント史上2頭目の連覇へ!昨年より順調な気配

デイリースポーツ
  • 2016年07月28日(木) 06時59分
「アイビスSD・G3」(31日、新潟)

 連覇の懸かるベルカントがさらに上昇気配だ。27日、馬なりながら、軽快なフットワークで栗東坂路を駆け上がり、ドバイ帰りの一戦をひと叩きされた効果をうかがわせた。目下、千直で連勝中のプリンセスムーンも栗東坂路で好時計をマーク。勢いそのままに重賞Vを狙う。

 連覇へ向けて視界良好だ。ベルカントは栗東坂路で単走追い。外ラチ沿いを走らせ、手綱は抑えられたまま。馬なりだったが、四肢を伸ばした軽快なフットワークで4F53秒7-38秒2-11秒8を計時した。

 角田師は「前走時は息遣いがもうひとつで使って良くなる感じだった。今回は昨年のアイビスサマーダッシュを勝った時の出来にある」と、ドバイ遠征明けだったCBC賞(3着)を叩いた効果を強調した。

 初めての千直だった昨年が見事な勝ちっぷりだった。ただ昨年は、前哨戦のCBC賞を直前の右肩部挫創で取り消している。指揮官は「今年は競馬を使って、うまく仕上がった」と、順調度で前年を上回ることに満足そうだ。

 M・デムーロはテン乗りだった昨年のアイビスサマーダッシュ以来、2度目の手綱を任された。2馬身差の完勝だった会心のレースを「(コース的に有利とされる)外枠(14頭立ての(13)番)だったし、強かった。1000メートルも合う。右にモタれると聞いていたけど、左へ行った。でも、そんなに悪い癖じゃない」と振り返る。

 自身も昨年のこのレースが日本で初めての千直体験だったが、これまでに〈2101〉と得意にする。「外枠(を引くこと)が大切。ネロはすごいスピードだけど、自分のペースで運びたい」。二の脚は速いが決して一本調子ではなく、追ってからも味がある“千直巧者”を信頼した。カノヤザクラ(08、09年)以来となる史上2頭目の連覇を誓う。

提供:デイリースポーツ

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