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モレイラ騎手が美浦トレセンを訪問、石川騎手に激励も

  • 2016年08月10日(水) 19時30分
 香港のジョアン・モレイラ騎手が、10日(水)朝、厩舎への挨拶や施設見学を兼ねて美浦トレセンを訪れた。モレイラ騎手が日本で騎乗するのは、グロリアスデイズ安田記念(GI・6着)に参戦した2014年、そして昨年のワールドオールスタージョッキーズに続いて3回目。美浦トレセンへは初めての来訪となった。

シンガポールで騎乗していた時から、日本へは短期免許で乗りに来たかったけれど、条件が整わず叶わなかった」という同騎手。香港に拠点を移してから条件も整ったため、念願の短期免許での来日となった。

「到着したのが遅かったので調教は見られませんでしたが、トレセンの設備に感動しました。調教だけのための施設とはとても思えません。スタンドを見た時には、競馬場だと思いました」と、美浦トレセンに驚いた様子。「以前から、日本の馬は質が高いと思っていました。香港やドバイなど海外に遠征した時の評判が良かったですし、実際日本に来てからさらに印象が良くなりました」と、日本馬の評価も高い。

 今回の来日中は、香港のチャンピオンズマイル(GI・1着)で手綱を取ったモーリス(牡5・美浦・堀宣行)に、札幌記念(8/21・GII・芝2000m)で再び騎乗が予定されている。

「(チャンピオンズマイルで)素晴らしい馬に騎乗できたことに、とても感謝しています。大きなエンジンを持っていて、こんなに能力を持った馬は滅多にいません。素晴らしい馬ですし、札幌記念で乗れるのを楽しみにしています」と話し、鍵となりそうな距離延長についても「チャンピオンズマイルは、ペースがそんなに速くなかったですけど、それでも折り合って落ち着いて走っていましたし、距離が延びても大丈夫だと思います」と、自信をのぞかせた。

 さらに札幌競馬場で開催されるワールドオールスタージョッキーズ(8/27、28)には、昨年に続いて参戦。

「去年はとても楽しかったです。優勝したからというわけではなくて、例え勝てなくてもとても良い経験だったと思います。もちろん今年も優勝したいですけど、相手も強いですから。楽しみながら勝利を目指したいです」

 またこの日は関東期待の若手、石川裕紀人騎手とも会話し「海外にも是非、乗りに来て」と激励。石川騎手は「モレイラ騎手は札幌で僕は新潟で乗るので、一緒に乗れないのが残念ですけど、レースは見ることができますから、道中の折り合いのつけ方など、技術を盗みたいと思います」と憧れのトップジョッキーとの交流に笑顔を見せていた。

 モレイラ騎手は、10日(水)夕方には札幌に移動し、翌11日(木)には札幌競馬場で調教に騎乗する予定となっている。

(取材・写真:佐々木祥恵)

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