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【関屋記念】ピークトラム重賞初Vへ!万全の仕上がり

デイリースポーツ
  • 2016年08月11日(木) 06時00分
関屋記念・G3」(14日、新潟)

 充実一途のピークトラムが10日、万全の仕上がりを見せ、重賞初Vに向けて好ムードを漂わせた。

 ピークトラムの最終リハは栗東CWで併せ馬。ハイプレッシャー(5歳1000万下)を1馬身後方から追走。序盤はゆったりとしたペースから徐々にギアを上げ、力強い脚さばきで、瞬時に僚馬を引き離し、最後は0秒9差で先着。5F69秒1-39秒5-12秒0をマークした。

 騎乗した小牧は「変わらずやね。気を抜かずに最後まで走ってくれた」と上々の手応え。橋口師も「動きは良かった。想定通りの時計で、いい併せ馬ができた」と満足げだ。

 確かな手応えを前走でつかんだ。3/4馬身差で敗れた中京記念。しかし、先行勢で唯一、掲示板に残ったのだから胸を張れる。「強い競馬だった。前走までは半信半疑なところもあったけど、重賞でも十分やれるところを見せてくれた」と師は目を細める。

 充実期に突入した感のある5歳馬。今春に父・弘次郎元調教師の厩舎から引き継ぎ、従来の坂路中心から、CWでの追い切りに重点を置いた。「トモに力がついてきた。CWで追ったりしていたのが、馬にとって良かったのかな。運動量が増えたね。馬の成長期に重なったのもあるけど」と若きトレーナーは表情を緩める。

 舞台は2走前の谷川岳SでのVを含め(1010)の新潟マイル。「一番合っているのが新潟。乗りやすいし、どんなレースでもできる。サマーマイル(シリーズ)も懸かっているけど、秋につながる競馬を。結果を出せば秋が楽しみになってくる」。ベテラン小牧の手綱に導かれ、重賞初制覇へ突き進む。

提供:デイリースポーツ

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