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アップトゥデイトなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

  • 2016年08月18日(木) 14時00分
 日頃の暑さは相変わらずではあるが、朝と晩は多少涼しさを感じる栗東。ただ、雨に関しては16日夜にまとまった雨量があったものの、それ以外は地面を濡らすような雨が降っていない。

 今朝の日の出時刻が5時19分だったので、調教馬場開門直後はまだ暗い状態。これから先はどんどんと日の出が遅くなるので、朝一番の追い切りは見えにくくなっていくと思われる。そうなると騎乗者の視界も狭くなり、追い切り時計が少し遅くなるといった現象も起きてくるので、これについては今後の当ニュースでも触れていく。

【坂路/4F51.9秒】
 17日。一番時計はダノンスパーク(栗東・音無秀孝厩舎)の4F50.2秒。ダノンスパークは先週も関屋記念2着のダノンリバティと併せ馬を行って、4F50.9秒をマークしていたが、その時計を上回った形。前走は惨敗しているが、状態に関しては申し分ない。

 スパイチャクラ(栗東・西浦勝一厩舎)は3F目に11.6秒を計時。4F目が12.0秒と減速しているが、手応えは一杯ではなく馬なり。この中間の追い切りは以前と比較しても驚くほど動けるようになっているだけに、未勝利うんぬんではなく、もっと上のレベルでも活躍できる素材だと思いたい。

 全体的な時計の印象としては、決して走りにくい馬場ではないものの、前半を飛ばしていくと後半で少し止まり気味になる印象。ただ、この現象は馬によっても違っていたりするので、馬場状態による時計の変化というよりも個々の馬自身の状態もあるのだろう。

 18日。一番時計は4F50.8秒のオンザフロウ(栗東・福島信晴厩舎)。この日は追い切り頭数も少なかったので、4F50秒台はこの馬だけ、4F51秒台も1頭しかいなかったが、これは馬場が影響したものではない。

 先週の馬場差が「±0.0秒」。今週は先週と比較すると4F51秒台の頭数が多い。よって17日、18日とも『-0.2秒』で馬場差を記録している。

【CW/5F66.5秒】
 17日。先週から始まったウッドチップの入れ替え作業もほぼ終了。入れ替えてすぐは時計が出にくい状況になるというのが定番なので、数字の出方は先週よりも少し遅くなった印象。これからウッドチップが砕けてくると、時計が出やすくなるので、来週再来週あたりにはかなり時計が出やすくなるのではないだろうか。

 前走初ダートで1着のピオネロ(栗東・松永幹夫厩舎)が、次走予定のBSN賞(8月27日・新潟ダート1800m)に向けた1週前追い切りを単走で行っている。道中は余裕のある走りを見せていて、その分、最後はしっかりと伸びるように思われたが、少し気の悪さを出して、やや伸び切れなかった印象。それでも時計は6F82.2〜5F67.5〜4F53.0〜3F39.2〜1F12.7秒をマーク。ゴールを過ぎてからもしっかりと追われており、状態に関しては悪くない。

 18日。先週に続き、8月27日の新潟ジャンプステークス(芝3250m)を予定しているアップトゥデイト(栗東・佐々木晶三厩舎)が1週前追い切り。いつも通り、林満明騎手が騎乗して、障害練習を行った後、向正面2コーナーから入場して、単走追い。今回は6F標識から少し速いラップになり、その後もぐんぐんと加速していく。

 折り合いを欠くと思われたが、コーナーは1F13秒台をキープ。最後の直線はしっかりと追われて、6F82.0〜5F66.6〜4F53.0〜3F39.5〜1F12.7秒をマーク。この動きに同騎手は「もう出来ています。来週は本当にサラッとやるくらいでいいでしょう」と手応えを掴んでいる。

 先週の馬場差は「-0.1秒」。冒頭にも記したように、入れ替え直後は時計が出にくく、全体的な時計の出方を確認するとその傾向は出ている。よって、17日、18日とも先週より時計を要する『+0.5秒』の馬場差を記録した。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週の芝馬場での追い切りは、17日に大橋勇樹厩舎が2歳新馬の併せ馬を行っている。動きを見ていると、前夜に雨が降ったこともあって、硬すぎず柔らかすぎずの走りやすい馬場だったように見える。よって馬場差は17日、18日とも『±0.0秒』で記録している。

 ポリトラック馬場は3日の追い切り頭数が10頭ちょっと。かなり頭数が少なくなっている。追い切り頭数が少ないので、極端に速い時計をマークしている馬はいない。よって17日、18日とも『-1.0秒』で馬場差を記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・写真:井内利彰)

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