28日(日)に新潟競馬場で行われる第36回新潟2歳ステークス(GIII)に登録をしているサンライズソア(牡2、栗東・河内洋厩舎)について、河内洋調教師のコメントは以下の通り。

(前走の新馬戦を振り返って)
「押し出されたような感じで前へ行く競馬になりましたが、何とか最後までしっかりと伸びてくれました。
　新馬なので、手探りな競馬になりがちですが、うちのソアはスタートが良い馬なので、どういう競馬ができるかと思っていました。しかし、思ったより楽に前に行けました。最後に並ばれた時に負けるかなと思いましたが、そこからまたもうひと伸びしてくれたので、力は出せたと思います。
　(競馬が)分かっていない所があると思います。そんなに気性が悪いとかではないので、仕方がないでしょう。
　輸送も一回経験させたかったですし、距離は千六か千八という予定でした。新馬を勝ったことで、新潟2歳ステークスに使えるようになったので、本当に順調に来ています」

(前走後の調整について)
「全然テンションが上がることなく、適度に気合いが乗っています。先週は終い重点でやっています。今日もある程度の時計を出しました。体重の方もあまり大きく減らず、500キロちょっとぐらいを維持しています。輸送も苦にするタイプではないので、前走よりは6キロ減るぐらいで出せると思います」

(最後追い切りを振り返って)
「今日は併せ馬でやりました。終いで追うように指示をしましたが、良い反応だったので、良い仕上がりだと思います」

(今回のレースに向けて)
「ほとんどが1勝馬ですし、条件は一緒だと思います。あとはどう上手く立ち回るかが一つの鍵となるので、できれば好位ぐらいからの競馬が理想です。
　うちの厩舎も重賞勝利の経験があまりないので、若い騎手(石川騎手)の思い切ったレースを期待して、良い結果が得られるように期待しています。
　新潟のレースは、どの競馬が一番合うかは絞りづらいと思います。経験の浅い馬が多いばかりですし、直線も長いということで、後方から差し切るという馬もいます。その年によっていろいろなタイプの馬が出てきますし、なかなか読めないレースだと思います。その分楽しみもあるのではないでしょうか。
　何とかここで勝ってくれたら、後のローテーションが楽になりますね。
　全体的にバランスの良い馬ですので、総合点がかなり高いと思います。伸びしろもあると思いますし、ここで良い競馬をしてほしいです」

(取材：米田元気)

ラジオNIKKEI