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復帰の的場文男騎手が50代最後の地元騎乗! 8/30〜9/2のTCK見どころ

  • 2016年08月29日(月) 16時00分
 このTCK開催は8月30日(火)から9月2日(金)までの4日間開催。8月31日(水)には、中央卒業生たちも多数出走する電撃の6ハロン戦・アフター5スター賞(1200m)が実施され、持ち前のスピードを競い合う。

 大井の帝王・的場文男騎手は、8月上旬の船橋開催中に肋骨の軽度な骨折を発症して休養していたが、いよいよこのTCK開催から復帰する。

 そもそも負傷した直後から追い切りには乗り、レースに騎乗できるかどうかを確かめていたという。デビューしてから43年、今もなおどんな状況に置かれても、『乗りたい』という強い気持ちを持ち続けている姿には胸を打つ。

 的場騎手は現在59歳。9月7日の誕生日で60歳になるが、このTCK開催は50代最後の地元騎乗となる。

 開催初日(30日)のメインレースは、A2・B1(一)クラスによるオーガスト賞(1400m)。中央卒業生たちを中心に好メンバーが揃った。

 同距離の重賞・フジノウェーブ記念ソルテの2着に入ったドレッドノートは、前走のサンタアニタトロフィーで不利があり力を出し切れなかっただけに得意距離で巻き返しを図る。11連勝を飾ったこともあるキタノヘイローは勢い抜群。白い前髪でもお馴染みのブラックレッグが休み明け初戦を迎える。

 的場騎手が騎乗するキタサンウンゲツは南関東に移籍し初戦となるが、どんな走りをするのか興味深い。

 開催2日目(31日)のアフター5スター賞当日の最終レースに組まれているB2(二)とB3(二)選抜特別サマーメモリー賞(1400m)。可憐な牝馬アイスカチャンは、デビューして24戦目になるが一度も掲示板を外したことがない安定感を誇る。前走はトゥインクルバースデー当日のメインレースを見事優勝。名前同様に芦毛のルックスも非常にキュートなゴールドヘイロー産駒の5歳牝馬だ。

(文:高橋華代子)

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