今年からGIIIに昇格した
秋華賞トライアル・
紫苑S。格付けにともない、3着馬にまで優先出走権が与えられることになった(昨年までは1・2着のみ)。本番に駒を進めるのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■9/10(土)
紫苑S(3歳・牝・GIII・中山芝2000m)
ビッシュ(牝3、美浦・
鹿戸雄一厩舎)は春の
オークスで一旦は先頭に立つ場面を見せて、
シンハライト・
チェッキーノと0.1秒差の3着と好走した。この2頭がいないここでは当然実績トップの存在。収得賞金900万円と賞金面で不安があるだけに、ここは是が非でも優先出走権を獲りに来るはず。
エンジェルフェイス(牝3、栗東・
藤原英昭厩舎)は
オークスで3番人気に支持されたが、結果は10着。先行勢が総崩れの展開だったこともあるが、やはり最大の敗因は距離だろう。距離短縮のここで巻き返して、本番に向けて弾みをつけたいところだ。
パールコード(牝3、栗東・
中内田充正厩舎)は
フローラSで2着に入ったものの、馬体が大きく減っていたことなどから
オークスは回避した。
フローラSでは
オークス3着の
ビッシュに、その前の
ミモザ賞では
オークス4着の
ジェラシーに先着しており、素質は世代屈指と言っていい。ここでも好走が期待される。
その他、
オークス6着の
フロンテアクイーン(牝3、美浦・
国枝栄厩舎)、良血馬
ヴィブロス(牝3、栗東・
友道康夫厩舎)、中山とは相性の良い
ゲッカコウ(牝3、美浦・高橋義博厩舎)、前走古馬相手の1000万で0.1秒差2着の
クィーンズベスト(牝3、栗東・
大久保龍志厩舎)なども重賞制覇を狙う。発走は15時45分。